司法書士・行政書士・社会保険労務士 おくむら総合法務事務所 の日記
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アラブの春。着地はどうなるの?
2011.09.19
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リビアで新政府が動き出したとのこと。これで、今までの圧政から逃れた国は3つ目。シリアをはじめまだまだ動きはありそうですね。これらの国はいずれもイスラムの国々。イラン、イラク、アフガニスタンと違い、旧政権は親米派。結果的に長期独裁に苦しみ、中東の多くの国々は、親米、反米いずれにしろアメリカの犠牲になっているように思うのは私だけでしょうか。自分の思い通りにならない国々を、武力や独裁者を通じてねじ伏せる。そんなアメリカという国を、私はあまり快く思っていません。それはさておき、民主的に国が治められるということは歓迎します。ただ…。リビアはイスラム法を重んじるとのことですね。どういう着地を見せるのでしょうか。地球規模の「地方自治」が実現されることを望んでいます。
このような動きを見るたびに(最初は天安門事件でしたが)思うのは、我が国の民主主義。日本は市民革命なしに民主主義を手に入れました。多大な損害を出した先の大戦で、敗れたことにより転がり込んだものを大切にしているのでしょうか。日本に根差した、日本の民主主義を確立できたのでしょうか?少なくとも、よい政治家を生むという成熟した土壌は、いまだできていないように思います。