司法書士・行政書士・社会保険労務士 おくむら総合法務事務所 の日記
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専門家の専門化。これが私の「活きる」みち?
2011.09.26
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なんだかんだとありましたが、当事務所を開設し、6年半が過ぎました。今も事務所をやっていけるのは、ひとえにご依頼をくださる皆様のおかげであります。心より感謝申し上げます。
これまでにいろいろなご依頼をいただき、できる限りのことをしてきました。当事務所の「売り」は、広い業務範囲で、できない分野を作らないこと。そして最善の仕事を全うすること。そう信じて今までやってきました。すなわち、毎日が挑戦の日々。そして本当にそれが最善の仕事だったかと、日々多角的に検証し、反省すべきは反省し、次の仕事に活かしてきました。
その点においては自分に及第点がつけられるかもしれません。しかし、私は事務所を立ち上げる際、実はもう一つ目標を持っていました。それは並みいる専門家の中で、「そのことは、おくむらに聞け!」と言わしめる、専門分野の確立でした。どうもそちらの方は、正直立ち遅れています。実際のところ、この両立は、非常に難しい問題です。日々の仕事と専門分野の研究が継続できるかです。そこで私は目標をたてました。当事務所の業務内容からして、最もその力が発揮できる分野は「中小企業の経営支援」であると。中小企業のヒト、モノ、カネの管理を全部まとめて采配できる、そんな力を身につけようと。実際、私は中小企業の経営に携わったこともありますし、家業は建材屋です。生まれ育った環境が、どっぷり中小企業なのです。幸い司法書士会主催の会社法研究会が近々立ち上がるとのこと。迷わず応募しました(選ばれるかは分かりませんが…)。
というわけで、あらためて勉強を始めることにします。まずは会社法と簿記、労働法、それに労務管理…。あれ?勉強したことばかりなのにずいぶん広いぞ。それはそうです。社長の考えることすべてが仕事ですから。言い訳しないで頑張ります。宣言したからには逃げられない。…だから宣言するのです。もちろん、今の業務範囲を狭めるつもりはありません。予備校のCMではありませんが、「攻め」でいきましょう。活きた教材は大歓迎です。共に成長して行ける企業様、おられませんかー?